この記事では、資格試験の時間配分・問題の解き方・解く順番の対策についてご紹介します。みなさんは、資格試験の時間配分・問題の解き方・解く順番について何か対策を立てていますか?実は、事前にこれらの対策を立てておかないと本番で失敗してしまうおそれがあります。どうすればよいのか具体的に解説していきます。
資格試験の時間配分はどうすればよい?
資格試験の時間配分は非常に重要です。
十分に対策を立てておかないと、かなりマズいことになります。
時間配分を誤ると、すべての問題を解くことができないおそれがあります。
特に難易度の高い資格試験では、それが顕著です。
時間があれば正解できたのにと後悔したくはありませんよね。
私は、すべての資格試験において科目別におおよその解く時間を決めていました。
後ほど解説する解く順番とあわせて、試験開始から何分後にはどの科目まで終わっていないといけないかなど、事前に試験のスケジュールを考えていました。
そうすることで、それぞれの科目を解き終わった時点で遅れが生じていないかをこまめにチェックすることができます。
遅れ気味なら、少しペースアップするように心掛けます。
こうすれば、試験の最後の方で時間がないと焦ることはないでしょう。
試験の最後の方で時間がないことに気づいても、もうどうしようもありません。
日頃から、時間を図って問題を解き、予定どおり問題を解けているのかなどをチェックする練習をします。
それは、いきなり資格試験でやろうとしてもできないためです。
こういった練習まで行っている人は少ないと思います。
まずは過去問でも予想問題でも構いませんので、資格試験と同様のタイプの問題を用意します。
そして、科目ごとに時間を図って問題を解いていきます。
その時間を元に、自分なりの時間配分を決めます。
その時に注意すべきことがあります。
それは、制限時間全部で考えるのではなく、10分ほど短くした時間(制限時間よりも少し短めの時間)を元に時間配分を設定することです。
つまり、制限時間が2時間の試験なら、全問題を1時間50分で解けるようにしておきます。
制限時間よりも少し短く設定するのは、遅れなどが生じても修正しやすいためです。
これに問題を解く順番をあわせて、試験のスケジュールを作成します。
こうすることで、試験開始後何分でどの科目を解いていないといけないのかなどがわかります。
そして、科目ごとに時間を図って問題を解いていきます。
その時間を元に、自分なりの時間配分を決めます。
その時に注意すべきことがあります。
それは、制限時間全部で考えるのではなく、10分ほど短くした時間(制限時間よりも少し短めの時間)を元に時間配分を設定することです。
つまり、制限時間が2時間の試験なら、全問題を1時間50分で解けるようにしておきます。
制限時間よりも少し短く設定するのは、遅れなどが生じても修正しやすいためです。
これに問題を解く順番をあわせて、試験のスケジュールを作成します。
こうすることで、試験開始後何分でどの科目を解いていないといけないのかなどがわかります。
資格試験の問題を解く順番は?
問題を解く際、ただ漫然と問1から解いていませんか?
必ず全問題を解答できる人はそれでもいいと思います。
しかし、難易度の高い資格試験になると、ほとんどの人は全問題を解くだけでもかなり苦労します。
迷ってしまったり、緊張で問題文が頭に入ってこなかったりすれば、時間だけが容赦なく進み、最悪時間切れで全問解けない可能性も出てきます。
そう考えると、どの問題から解くべきかを考えておく必要があります。
最初に解くべきは確実に点数を取れる問題です。
つまり、もっとも自信がある科目から解くべきです。
時間切れで正解できるはずの問題を解けないというのは、資格試験ではあってはなりません。
それを避けるために、最初に自信がある問題を解くべきです。
解ける問題を最初にやることで、安心感が生まれ、緊張がほぐれます。
一石二鳥です。
また、得点配分が大きいなど、どうしても合格するためには重要と考えられるような問題も始めの方で解くべきです。
もっともやってはいけないのが、頑張って解いても正解する可能性が低い問題に時間をかけることです。
自分なりにいろいろと考えた上で、解く順番を考えてみてください。
資格試験の問題の解き方は?
5肢択一の問題を解く時、どの肢から解いていきますか?
普通は、①から解いていきます。
何番の正解がもっとも多いなんて、正直その年によって異なるので、何番から解くことまでは考えなくてもよいです。
①から順に解いていけばよいです。
では、もし正解が②の肢だとして、①と②の肢を見た時点で解答しますか?
つまり、③・④・⑤の肢を見ずに、②だと解答しますか?
私は経験上、必ず全肢を解いてから解答するようにしています。
それは仮に②が正解だと思っても、④を見た時こちらが正解と考えが変わることがあるためです。
もちろん完璧な知識があれば、このようなことは起こりませんが・・・
通常、短期間で合格を目指す人は、そこまでの知識はなかなか身につきません。
したがって、全肢を解いて、自分の中でより正解に近いものを選ぶという作業を行えばよいのです。
しかし、例外が存在します。
それは、試験時間が足りなくなって急いで問題を解く必要が出てきた場合です。
全問題について解答することの方が大切なので、このような場合は仕方ありません。
理想は、全問題の全肢の正誤を判断できるだけのスピードを身につけることです。
本番では、緊張するなどして、普段の力を100%出せないことが多いです。
それだけに、日頃からスピードを意識して問題を解かなければなりません。
他にも、問題を解く時の注意点があります。
過去問を解く時と同じように、問題を解く時に自分の自信度を表す印を付けていきます。
問題の肢を読んで、正しいと感じれば「〇」、誤りだと感じれば「X」の印を付けます。
自信がある時は、これらの印を付けます。
もし、わからないまたは自信がない時は、「△」の印を付けます。
どうしてこのような印をつけるのかと言えば、後で効率よく見直すことができるようにするためです。
見直す際は「△」の印が付いた肢を中心に見ていきます。
「〇」と「X」の印が付いた肢は、自信があるということなので見なくてもOKです。
関連記事
ここでは、資格試験において過去問を効率よくマスターする勉強方法についてご紹介しています。どのようにして過去問をマスターすればよいか迷ってしまいます。少し工夫するだけで、かなり早くマスターすることができます。簡単なので参考にしてみてください。[…]
ここまでは肢について述べてきましたが、問題についても考え方は同じです。
つまり、問題ついても解いた後に、自信度に応じて印をつけていきます。
こちらも、後で見直しを効率よく行うことができるようにするためです。
問題の解答に自信がある場合は問題番号には何も印を付けません。
あまり自信がない場合は、問題番号のところに「△」の印を付けておきます。
まったく自信がない場合は、問題番号のところに「◯」の印を付けておきます。
見直しは次のように行っていきます。
問題番号に印が付いていないものは、自信があるという問題なので、見直す必要はありません。
「◯」の印が付いた問題がもっとも自信がないものなので、ここから見直していきます。
時間が残っていれば、さらに「△」の印が付いた問題を見直します。
問題を解いた後は次のようになります。
1と4は自信を持って誤りと判断したので、「X」の印を付けます。
2と3はわからなかったので、「△」の印を付けます。
ひとまず、正解は3と思い、どれをマークしたのかわかるように「△」の印の横に「◯」を付けています。
問題全体ではあまり自信がないので、問題番号の横に「△」の印を付けます。
1と4は自信を持って誤りと判断したので、「X」の印を付けます。
2と3はわからなかったので、「△」の印を付けます。
ひとまず、正解は3と思い、どれをマークしたのかわかるように「△」の印の横に「◯」を付けています。
問題全体ではあまり自信がないので、問題番号の横に「△」の印を付けます。
こうしておくと、かなり効率的に見直しができると思います。
私は同じ問題で長く考えないことにしていました。
それは、1度迷うと、いくら考えても自分なりの解答がなかなか出せず、時間ばかりが経ってしまうためです。
それなら、後でもう1度考えればよいと思ったのです。
見直しが効率的にできると思えば、意外とどんどん問題を解いていけます。
もちろん、その時点ではこれだという肢を選んでいます。
後で時間が許す限り、じっくり考えます。
ただし、適当に肢を選びすぎると、見直す時間を取れなった場合どうしようもありませんので、注意が必要です。
まとめ
資格試験を受け出し頃、私は何も考えず、ただ単に問題を解いていました。
そのため、時間切れで最後の問題を解けないこともありました。
何も対策を立てずに本番に臨むと、失敗するおそれがあると実感しました。
そこで、資格試験の時間配分・問題を解く順番・解き方の対策を立てるようにしたのです。
これを実践するになってからは、時間切れなどの失敗はなくなりました。
時間切れなどの失敗をしたくない方は参考にしてみてください。
ここでご紹介したことは例なので、自分なりのやり方を確立すればよいと思います。