ここでは、資格試験において過去問を効率よくマスターする勉強方法についてご紹介しています。どのようにして過去問をマスターすればよいか迷ってしまいます。少し工夫するだけで、かなり早くマスターすることができます。簡単なので参考にしてみてください。
資格試験において過去問のマスターは必須
「資格試験の勉強方法のやり方・コツ!効率よく合格するには?」で、テキストを読んだ後に該当部分の過去問を解くという勉強方法をご紹介しました。
一通り勉強が終われば、復習に入るという説明もしました。
ある程度、過去問をマスターできれば、予想問題を解くのですが、過去問が完全にマスターできていない場合は、さらに継続して過去問を解き続けなければなりません。
試験当日までには、過去問(あまりにもマイナーな問題は除く)を完全にマスターしておかなければなりません。
過去問のマスターは受験生にとって必須です。
マスターできていないようでは合格するのは難しくなります。
資格試験における過去問学習の取り組み方
資格試験における過去問の解き方は、次のとおりです。
まず、1日に解く過去問の数を決めます。
あまりにも多過ぎるとできませんので、頑張れば達成できる目標数にしておいてください。
すでに何回か解いていると思うので、意外とたくさんの問題を解くことができると思います。
次に、いろいろ工夫して過去問を解く時間を見つけてください。
通学時・通勤時の電車・バスの中や昼休みなどを有効活用するのがおすすめです。
しばらく過去問の勉強だけをしてもよいです。
他の勉強と併用しても構いません。
試験日までの日数や1日に取れる勉強時間などによっても変わるので、その辺は自分が置かれている状況で判断すればよいです。
資格試験において過去問を完全にマスターするための勉強方法
資格試験において過去問を完全にマスターする勉強方法は、次のとおりです。
過去問を解くことに専念します。
過去問のマスターに重点を置いているため、まったくわからない場合は別として、基本的にはテキストを使いません。
解答の解説のみを読みます。
できる限り早く過去問をマスターするにはこれがベストです。
肢ごとに理解度を示す印をつけていく!
過去問は必ずすべての肢をチェックします。
それは、丁寧に肢をひとつずつ理解できているかチェックしていくためです。
この時理解できていれば、肢の前に「」を付けます。
理解できていなければ、何も印を付けません。
理解できているというのは次のような状態です。
- 正しい肢については、絶対に正しいと言い切れるレベルを指します。
- 誤っている肢については、誤っている部分を正しく言い換えることができるレベルを指します。
画像のような感じになります。
1の肢は1回、3の肢は2回理解できたということを示しています。
このようにすることで、それぞれの肢に対する自身の理解度を明確にできます。
印の数が少ない肢は理解度が不十分ということです。
よく似た肢はまとめる!
どんどん過去問を解いていくと、内容がほとんど同じではないかと思うような肢が出てきます。
その場合は、以前に解いた肢か、今回解いた肢かのどちらかに「X」の印をするなどして抹消します。
どちらを抹消するかは解説の内容で決めるとよいです。
つまり、役に立つ解説の方の肢を残します。
抹消された肢については、次から解きません。
このようにすることで重複して復習しなくても済み、時間が無駄になりません。
必ず肢単位で判断してください。
過去問をひたすら解きまくる!
あとは、過去問をひたすら解きまくります。
そのうち、「」の印が3個付いた肢が出てくるようになります。
そのような肢については、次から復習する時にはもう解きません。
解かない肢がどんどん増えてくるので、復習するのがどんどん早くなります。
最終的には、全部の肢に「」の印が3個付くまで行います。
画像のような状態を目指します。
この状態になれば、この問題はOKです。
3個の印が付くまで何回も解きます。
そして、すべての問題をこの状態にします。
ここまですれば、過去問をマスターしたと言うことができます。
再度復習する!
すべての過去問をマスターできてもまだ安心はできません。
それは、時間が経てばいくら完璧だと思っていても忘れてしまうためです。
特に、はじめの方に「」の印が3個付いた肢は要注意です。
かなり時間が経っているため、忘れてしまっている可能性があります。
私は、過去にこれで失敗した経験があります。
そのため、試験当日までに問題を解いてチェックするようにしています。
過去問をマスターできれば、あとは応用力を付けるだけです。
予想問題集などを活用するとよいです。
過去問と同じやり方で完全マスターを目指します。